CDJとはCDを使ったDJのこと
DJと言えば先ず連想される姿が、レコードでターンテーブルを回しているスタイルだと思います。
これに対しCDJと言うのはそのレコードの変わりにCDを利用している機械の事を言います。
最近はアナログに比べてかなり普及しているこのCDJですが、その背景は、
- CDの音質が以前にも比べうんと向上したこと
- 誰でも簡単にCDを焼く事が出来るようになった
と言う背景があると言われています。そして、最初のうちは簡単な機能しかなく、「やはりアナログには叶わない」的な視点で見られていたCDJが、時代の発展と共にかなり機能に富むようになり、最近はスクラッチまで出来るものも現れました。
このように、アナログレコードとなんら変わりない操作感が得られるようになったのがCDJの普及を大きく伸ばした一番の要因と言えます。
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CDJの仕様
CDJの基本的な仕様ですが、一般的なCDプレイヤーはもちろん、BPMと言われるテンポを変える事が出来るピッチコントローラーと、曲の頭出しの設定を行うCUEボタン等が付いています。
最近の多機能に富んだCDJは、少しボタンが多く、見た目一見難しそうに見えますが
上で挙げたピッチコントローラーとCUEボタンさえわかってしまえばDJは出来ると言われています。
Pioneer製のCDJ-400CDJを例に取ってその他の機能を挙げると
A・再生/一時停止ボタン
一般のCDプレイヤーと使い勝手はほぼ同じと言われています。
B・早送り/巻き戻し
こちらも一般のCDプレイヤーと使い勝手はほぼ同じと言われています。
C・JOGダイヤル
CDJモードの時は演奏している速度の微調整を行う事が出来、Vinalモードの時は、盤面に触れる事でスクラッチを行う事が出来、更にCDの演奏速度の微調節等も可能です。モードの切り替え用ボタンも勿論ありますが、初心者用にはCDJモードが推奨されています。
D・マスターテンポボタン
この機能はアナログには無く、CDJ特有の機能で、曲のスピードを上げてもキーが変更され無い機能です。ただ、オフにすれば曲のスピードを上げる事で音程は上り、遅くすることで音程が下がります。
E・CD取り出しボタン
演奏中にもCDを取り出す事が出来ます。
CDはアナログと違って、音の劣化が凄く少ないです。
勿論レーザーですので、傷がついてしまう事がありますが、乱暴に扱わなければ聴く度に劣化してしまうレコードとは違って、永遠に聴き続ける事も出来るし、音飛びなどの心配もありません。
その辺の安定性の面でも、やはり近年CDJが重宝されている理由の一つとも言えるでしょう。
そして、野外などのフェスでも雨や風の天候でもCDJを使えば心配せずにプレイをする事が出来ます。
そう言った様々な理由が、CDJを使用する事のメリットと普及の要因とされているようです。
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