PCDJとは〜PCDJが生まれるまで
従来のDJは”アナログ”と言われるレコードのプレイだったり、CDJと言われるCDを再生するプレイが一般的でしたが、PCDJとは、まさにその名の通りで、コンピュータ内に取り込んだ音楽データを再生し、プレイすると言う現代のニュースタイルのDJスタイルです。
そもそもアナログDJがまだ主流だった少し前にDJ用のCDプレイヤーが発売されたのですが、最初はこう言った”非アナログ系”は主に業務用として扱われ、ダブルのラックマウントタイプ等が中心とされており、一般的なダンスホールやクラブでは「やはりアナログでしょ」と言った考え方が主流でした。
▲VESTAX CD-11
しかし、CDのこう言った場でのCDプレイが見直されたのは、VESTAXからリリースされたトップローディングタイプダブルCDプレーヤー”CD-11”が発売されてからと言われ、それから長時間の再生に耐えられるタフなCDJが改良を重ねられ、現在アナログDJに引けを取らないほどCDJはシェアを伸ばして来ました。
技術も進化し、今はスクラッチが可能なCDJも沢山ありますし、ループ、サンプリング、ロールプレイと言った新しいプレイも続々誕生して来ました。
当初はオールドスタイルな論理として、「CDでアナログに叶う訳が無い」と言われてたのですが、結果として新しいモノが受け入れられてる背景は、やがて、「コンピュータ一台で完璧にDJが出来る時代」とまで変化して来ました。
そして、アップル製品を始め、目まぐるしく新しいものがリリースされ続けてる現代の中で、”古いモノだけがいい”と言う考え方自体が減って来ました。
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PCDJの登場
パソコンのシェアが今も尚急成長してる昨今、このPCDJのスタイルは、今までDJと言うものに取りつき難かった人もすんなり取り掛かる事が出来るようになったと言われています。
その一番の理由ですが、ターンテーブルのような大掛かりな機械を使用せず、DJ専用ソフトだけをダウンロードしておけば、全てコンピュータ内の動作のみでDJプレイが出来るのです。
更に音楽は全てPC内に取り込んでおく事が出来るので膨大な曲を管理、再生出来るし、持ち運び等の面でも手間が掛からないと言うメリットもあります。
練習をするにも自宅で大量のスペースを取る必要も無く、いつも使ってる通常のデスク上で行う事が出来るのも大きいです。
勿論、きっちりDJプレイをするには、機材的にも他のオプションは必要となりますし、それなりの知識と練習が必要になって来ますが、
このようなコンパクト制は、PCDJが近年多くのシェアを伸ばして来た要因でもありますし、そしてこれからもシェアは拡大して行くと見られています。
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