クラブDJになるには?
極端かもしれないですが、ターンテーブルやミキサーを買い、多少使いこなせるようにし、
そしてホームパーティ等を開いて友人を呼んで、しっかり音楽を掛けてあげて皆を楽しませてあげれば、それであなたは立派なDJです。
しかし、クラブDJになるには、もしくはギャラを貰うようなDJになるにはどうすれば良いかと言うのは、このような自宅でプレイするスタイルとは全く異なります。
まずクラブDJになるにはどうしたらいいかと言う事ですが、大きく分けると、クラブDJも4つほどカテゴリーに分かれています。
それらを知り、自分のDJスタイルをどのようにしていきたいかを知るのが重要です。
- お店専属のDJとして活動
- フリーのクラブDJとして活動
- 養成スクールの斡旋でクラブDJになる
- タレントとしてクラブDJになる
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1.お店専属のDJとして活動
クラブやダンスホール等の”DJブース”と言われている店舗では、お店専属のDJを募集しているケースがあります。
例えば、「毎週水曜日はテクノの日、DJ○○」、「毎週金曜日はヒップホップの日、DJ○○」等、その曜日のお店のカラーをDJと音楽の種類で決めるのです。
主にそのような求人はホームページ、またはブログでも募集されていたり、求人情報が直接出ている事もありますが、このような音楽業界は人づてで繋がって行く事が殆どです。
いわゆる業界用語の代名詞、「コネ」です。なので、人との繋がりやコミュニケーションはとっても重要です。
クラブとして営業してるお店であれば、お客さんとして通い詰め、そして店主に顔を覚えて貰って、その延長で使って貰うと言った例もあります。
これも、「コネ」の一種です。
・・そんなん言っても、コネなんて無いわ!
という人も沢山居ると思います。・・というかそういう人がほとんどですよね。初心者向けのDJスクールでプロと知り合い人脈を広げるという手もあります。
(※スクール詳細)
とにかく人脈とコミュニケーション力が非常に大切な世界です。
そして、面接等がある場所では、DJ自ら選曲し、曲を繋げたものの提示を求められることがあります。
これを、「ミックステープ」と言いますが、それらの選曲やジャンル、センスなどでお店が沿いのDJを使うかどうかを決めたりします。
2.フリーのクラブDJとして活動
これも上記で挙げた「コネ」と関連性が強いですが、毎週クラブへ通い、「オーガナイザー」と呼ばれるイベント主催者にアピールをして仕事を貰うと言う方法です。
更に近年はネット上の掲示板などでもイベントの募集が募られている場合があります。
そこへ応募し、枠を取ると言う方法もあります。尚、ギャランティについては駆け出しの場合はほぼ無いと言っても良いでしょう。
こう言ったクラブには集客ノルマと言うものがあり、例えば30人呼んで20人目からチケット代50%のギャラが発生する等(お店によってシステムも違いますが)このような場合が殆どです。
ですので、華やかに見えるDJブースに臨むのも、初めのうちは赤字覚悟で臨まなければならないかも知れません。
そして、しっかりこのような人脈を守って行く為、色々なイベントに顔を出して、常に「コネ」を築いて行く姿勢が大事とされます。
このような行動をひたすら重ねて行く事で、実力を認められたり、徐々に知人が出来て来て声が掛かるようになったり、集客もスムーズに行くようになり、結果としてそれがギャランティに繋がるのです。
その他には、スクラッチDJ等は特に技術がウリとされますので、コンテストなどで入賞する事等で、イベント出演の依頼を貰ったりする事もあります。
アナウンサーで言えば、「1」でならずっとNHKで放送、「2」ならばNHKだけでなく、フジテレビやテレビ朝日等様々な場所で活動するアナウンサーのようなたとえになるでしょうか。
3.養成スクールからの斡旋でクラブDJ活動
DJにも他の楽器と同じように技術や活動を勉強出来るスクールがあります。
(※スクール詳細)
そこで技術習得後、スクールの主催イベントでクラブに出演したり、そこの講師の紹介でDJクラブに繋がって行き、仕事を貰うと言う方法です。
ただ技術を学ぶのはあくまでも卓上の勉強と考えたうえで、「1」、「2」で挙げたようなコネクションを作ったり、自ら色々な現場に飛び込んでいくと言うスタイルは、同じようにやるべきです。
4.タレントとしてDJ活動
このケースはまれですが、モデル、タレント等既にメディアに露出して有名人になった後にDJになる方法です。
正直、技術や選曲云々で無く、そのタレントさんがDJブースに居る事で絶大な集客効果を得る事が出来ますし、お客さんも勿論それで満足出来ます。
なので、既にメディアに露出していて、多少DJプレイが出来て集客も問題無いと言う人ならば、やってみてもいいかも知れませんが・・・
ただ、「ミュージック」として真剣にDJを学んでる方からには、割と敬遠される立場になりがちです。
どのようなクラブDJを目指すとしても、やはり「コネクション」と言うものは絶対的に不可欠になります。スキルを身につけることと並行し、人脈を形成して行きたいものです。
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